マスクといえば、こどもたちの給食当番用のガーゼマスクを作ったことがありました。
ガーゼ屋さんでもらったレシピを参考に作ったもので、ガーゼを縦に三つ折りして細長い状態にしたものを、今度は横に三つ折りにしてゴム通し部分を縫ったもの。
ストックの使い捨てマスクが残り少なくなってきたので、ふだん用の布マスクを作ることにしました。
実は自分で作ったマスクを自分で使ったことがなく、まずはつけ心地を知るため、上記の作り方で作ってつけてみたところ、厚手なので(何度も折りたたんでいるので、そりゃそう)ほんの少しの時間でも息苦しくてしかたがないではありませんか!
鼻を出したくなってしまってそれではマスクの意味がないので、もう少し薄手で布も少なめで作れないかなあと考えてみました。
試作していて困ったのが上糸が切れてしまうこと。
それで思いついて縫い目を2.8mmくらい限りなく3mmに近づけたらあっさり縫えて、プリーツマスクもフラットマスクもできた〜
— megosuri (@megosuri) 2020年3月29日
Wガーゼって結構気難しいよな。肌触りはいいのに。
— megosuri (@megosuri) 2020年3月29日
ツイートにも書きましたが、縫い目を2mmほどにしていたのを、2.8mmくらい、3mmにかなり近づけたところ、スムーズに縫うことができました。
では「表裏がわかりやすい、ハギレ布で作るマスク」の作り方、ご紹介しましょう!
変な絵と字で、超アナログレシピです〜ご容赦ください。
①サイズを決めて裁断しましょう
愛用中のマスクを布の上に置くなどして、まわりに縫い代1cmをつけて裁断しましょう。
ここでポイント!
布に余裕があれば、洗ったら縮むことも考えて縫い代はもっと取ってもいいです。私はかなり縮みました;
2枚用意します。
ここでポイント!
・表側と裏(肌)側で生地を違うものにすると、使用中にマスクを外しても、どちらが表側だったかすぐわかり、便利ですし、ハギレで作ることができます。
・今ガーゼは品薄ですし、手持ちのガーゼを節約する意味でも、表側はガーゼ以外のもの、肌側だけガーゼにする、などしてもいいでしょう。
・また、特に大人の方は、表側に柄や色がついているマスクはお嫌かもしれませんよね。
そんな場合も、表側は無地で白っぽい布であれば、ガーゼでも、ガーゼでなくても違和感を感じないと思います。
肌側は柄物のガーゼでも、自分にしかわかりません。
リネンのマスクもいいですよね。
②2枚の布を中表にして縫いましょう
注:赤線のところが縫うところです。
まず端から1cmのところを縫います。
このとき、上下を1cmあけて縫うと、表に返したとき、特に角のゴム通し部分に当たるところに折り目がつけやすいです。
次に上下も端から1cmのところを縫います(あ、図に赤で②って入れるの忘れました)。
このとき縫い始めと縫い終わりは1.5cmあけてください。ここがゴム通し部分になりますので、忘れずに!
また、1ヵ所だけ4〜5cmあけて縫ってください。ここが返し口になります。
ここでポイント!
縫う前に、端から1cmのところやら1.5cm、5cmのところやらにチャコペンで点(・)をつけておくと、忘れなくていいですよ^^
③アイロンで縫い代を割り、返し口から表に返しましょう
ざっとでいいので、アイロンをかけて整えてから表に返しましょう。
表に返したら、特に返し口の辺りはきれいめに、もう一度アイロンで整えましょう。
④表に返したら、端から1.5cmのところを縫いましょう
ゴム通し部分は以前は1cmにしていましたが、1.5cm程度をお勧めします。これは後ほど説明しますね。
⑤上下の端から1〜2mm付近を縫って仕上げましょう
せっかくあけたゴム通し部分まで、調子よく縫ってしまわないように気をつけましょう。
1〜2mmと厳密に考えず、だいたいでOKですよ^^
私もこんなです↓
よろよろ、ヨレヨレマスクです;
さあ、これで縫う工程はすべて終わりました。
表と裏で布が違いますので、便利なところいろいろ♪
↑注:これはまだゴム通し部分を縫っておらず、返し口から返しただけの状態の写真です
ゴムを通す前に一度洗いました。
縫製中についた糸くずなどが取れ、チャコペンのあとも消えますし、衛生的ですよね。
今回できあがったマスクは、離れて住むきょうだい家族に送りました。
念のためこどもたちのマスクを作り始めたけど、離れて住む両親やきょうだいにも作るか悩む。
— megosuri (@megosuri) 2020年4月8日
立派なものは作れないし、それにもしも自分が感染していたらと思うと・・・同居していれば運命共同体だから作るけど。
マスクを送るかどうかは迷いましたが、聞いてみたところ、もうすぐ手持ちのマスクが切れるということでしたので、送ることにしました。
そうそう、大事なことを忘れていました。
ゴムは片側28cmもあればいいかなと思います。
安全ピンに結び付けて通し、結び目はマスクの中に隠します。
ここでポイント!
ゴム通し部分、以前は1cmほどにしていたのですが、これだと、ゴムを引っ張って中に結び目を隠そうとしても引っかかって入っていってくれません。
1.5cmにしておけば、スムーズにゴムを引っ張ることができますよ。
結び目が出ていると、ちょっとかっこ悪いですよね・・・。
このマスクは自分用に試作したものですが、表裏同じ布を使用したため、裏(肌)側に布用スタンプを押しました。
でも肌に当たる側に何かつけるのはちょっといやなんですよね。
子供用マスクは表側にアイロンラベルのテプラでワンポイントつけたのですが、大人はそう言うわけにもいかないよな、と思い、違う布を使ってマスクを作ればいい!というアイデアを思いついたわけです。
買ったはいいが、放置していたWガーゼと巻きで買ってたマスクゴムが役立つときが来た。
— megosuri (@megosuri) 2020年3月29日
最近断捨離しまくってたけど、布は使える。自分でものを作れる腕は使える(下手でも)。リネンのマスクとかも気持ちがいいし乾きやすいかも。
今、マスクを入手するのは非常に困難な状況となっていますよね。
薄手で頼りないマスクですが、簡単に作れますので、ぜひ作ってみてくださいね。
ミシンがなくても手縫いでも!
でももし、ハンカチやタオルハンカチがたくさんある!という方なら、布端がほつれる心配もありませんし、両端を折って縫ってゴム通し部分を作れば、すぐにマスク状になりますよ^^
ただ、タオルハンカチは厚手になるかもしれませんので、糸はともかく、ミシンの針は厚地用に変えた方がいいと思いますが・・・。
また、マスクに使うゴムも品薄状態かもしれません。
マスクをつける時間が長く、耳あたりも気になるポイントですよね。
手元にある柔らかなひもを使ってみるなど、いろいろ試してみるのがいいかもしれません。
ネット上ではマスクゴムの代用品として、さまざまなものを活用されている様子を見ることができますので、そういったものを試すのもいいですよね。
早く平穏な日々が戻るよう、ご一緒にがんばりましょう!